大学院生の歯列矯正・顎変形症体験談 #4
今回は、定期健診に行ってきたのでその経過報告です。
定期健診では
・歯の清掃
・上歯の第一小臼歯を少し削る
・ワイヤーを前回よりも太いものに変更
をやってきました。
「上歯の第一小臼歯を少し削る」についてなんですが、これは歯の移動スペースを作る
ために行ってるらしいです。
多くのケースでは、矯正器具を付ける前に小臼歯を丸々抜いてスペースを作るらしいで
すが、僕の場合は小臼歯は顎変形症の手術中に抜くみたいです。
しかし、それでは歯が移動するスペースがないため、少しずつ削ってるわけです。
(自分の場合は稀なケースなのかな…?)
定期健診はだいたい一カ月に一度あるんですが、1/21以降は写真をとるのを忘れていました…
というわけで現在(5/17)の口内写真です。
1/21の時と比べて、内側に食い込んでいた下歯の側切歯が外に出てきて、下歯はだいぶ歯列が整ってきました。
矯正器具を付け始めて当初は、こんなものをあと数年も付けてなきゃいけないのか…と憂鬱気味でしたが、効果を実感してくるとやはり嬉しい。
【治療の流れ編】大学院生の歯列矯正・顎変形症体験談 #3
今回は顎変形症の治療の流れについて共有していきます。
「矯正装置及び装着時の影響」と「治療費」について気になる方は、すでに記事にして
いるのでそちらを参照。
大まかな顎変形症の矯正治療の流れは⇓
治療期間については⇓
術前矯正治療(1. 2. 3.) | 1~3年 |
入院・手術・退院(4.) | 約3週間 |
顎間固定(5.) | 約3週間 |
矯正治療(6.) | 半年~1年 |
保管、予後観察(7.) | 約2年 |
1.検査
レントゲン、顔面及び口腔内の写真、CT,MRIの撮影を行なった。
学生の長期休暇期間になるとCT,MRI撮影の予約が殺到するらしく、自分の予定となかな
か合わなかったため、僕はここで半年ほどかかってしまった。
2.診断
検査で得た情報を元に治療方針を決定する。また、この段階で虫歯の治療と
矯正治療のための抜歯もやる。
3.術前矯正治療
通常の矯正治療が現在の顎の位置まで嚙み合わせを改善するのに対して、
術前矯正治療では手術で顎を予定の位置に移動したときに、嚙み合わせが良くなるよう
な歯並びにするらしい。
つまりは手術後を考えた歯列矯正なわけで、手術前では矯正を行う前よりも嚙み合わせ
が良くない可能性がある。僕自身、矯正前よりも物がよく噛めなくなっている。
この治療は1年~2年かかる。また矯正装置のワイヤー調整のために、月に1回通わなけ
ればならない。
僕は現段階ではこの治療中。
4.入院・手術・退院
顎を予定の位置に移動させる手術をする。約3週間ほど入院しないといけないらしい。
正直、社会人では厳しそう。1,2年間術前矯正を行ったあとで約3週間の入院が待っているので、1,2年後社会人になる方はよく考えてから治療を受けた方がよさげ。
同じく顎変形症の大学生または大学院生で、治療を迷っている人は、なるべく早く動い
たほうが良いよ!!
この期間に顎間固定(5.)もするらしい。
ちゃんと調べきれてないからよくわからないが、ガチガチに顎を固定させるのかな?
固定器具も約3週間ほどつけてないといけないっぽい。
6.術後矯正治療
ここで嚙み合わせを良くする。約1年ほど。
7.保定・予後観察
保定装置(リテーナー)を使って歯列を安定させる。約2年間の観察が必要で3~6カ月に1回の診察が必要になる。
とまぁ、こんな感じで治療を進めていく。
改めて考えてみると、自分はまだまだ道のりが長い(´・ω・`)
楽しくがんばります。
【お金編】大学院生の歯列矯正・顎変形症体験談 #2
今回は治療にかかる費用について共有していきたいと思います。
治療を受ける医療機関
前提として話しておくべきなのが、僕は大学病院で治療を受けています。
なので治療の流れはクリニック等とは違うかもしれない。ご了承あれ。
僕が大学病院で治療を受けることを決めたのは以下の理由がある。
まず一つは、大学病院では様々な科があること。
顎変形の矯正治療には外科手術が伴うため、矯正科だけでなく口腔外科(?素人なので
詳しくはわからない)も関わってくる。
その点、大学病院では各分野のエキスパートが治療にあたってくれる。つよい。
つまり僕には、普段の歯列矯正を担当する先生と顎変形症の外科的治療を担当する先生
二人がついてくれているのだ。
(顎変形症専門クリニックなる機関もあるみたいなので、どちらで治療を進めるのが良いかを熟孝してから決めよう)
そして決め手となったのが料金である。いや、ほんとお金大事。
矯正治療をためらう多くの場合は、治療にかかる費用がネックとなっているからではな
いだろうか。
その点、大学病院では、その大学の生徒であれば料金が大幅に安くなる。
具体的な数字でいうと20~30万円ほど。
いや、お得すぎん???
このことは初診で初めて知った。もしかしたらうちの大学だけの制度かもしれないが、
とりあえず相談にいってみよう。
治療費について
さて、本題です。
結論からいってしまうと、治療費の総額はおよそ150~190万です。びびらないで。
しかしながら不幸中の幸いとも言うべきか、顎変形症は健康保険が適用されます。
保険により、総額の3割負担ということで約50万円くらい。
(上記の学生料金が加味されているので、それがなかったらもうちょっと高いかも)
詳しく言うと、
検査 | 5万円 |
診断 | 2万円 |
手術前矯正治療 | 60~80万円 |
手術(入院費含む) | 60~80万円 |
手術後矯正治療 | 20万円 |
保定 | 2万円 |
となる。これは保険適用前なので、この金額×0.3が支払う金額になる。
ちなみに料金は一括前払いではなく、その治療都度に支払うスタイルだった。
【矯正器具編】大学院生の歯列矯正・顎変形症体験談 #1
お久しぶりです。
前回は僕が矯正治療ブログをはじめる動機についてお話しました。
ブログを見てくださっている方は、実際の治療はどうなっているのかに関心があると思います。
なので、今回は実際の写真を交えながらまとめていきます。(口内写真が表示されるため閲覧注意)
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あとこれを言ってしまえば、ブログに堂々と書くなや…とか思ってしまいますが、僕は専門家じゃないので矯正治療の内容で間違ったことを書いている可能性があります。内容は先生が説明してくださったことを自分なりにまとめているだけなので、その際に解釈の相違があるかもしれません、という保険を立てておきます(間違っている個所があった場合は訂正したいので、コメント等で教えていただけると幸いです)。
まあとりあえず言いたいのは、矯正治療は人によってケースバイケースなので、気なることがあれば専門家に診察または相談されるのが吉ってことです。
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矯正装置について
とりあえずは写真を見て頂いた方が早いと思うので、表示します。
口内写真なので閲覧注意!!
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2018/1/21 撮影
上歯の矯正装置(2018/5/13 撮影)
矯正装置は3つ装着していて、上歯・下歯の表側に2つと上歯の裏側に1つ。
下歯の矯正器具は2017年12月上旬に付け、上歯の裏表は2018年1月中旬に付けた。
上歯と下歯の側切歯(前歯の両隣)が中に食い込んでしまっているため、表側の矯正装置によって歯列を整える。(下歯右の第一小臼歯は抜歯済み)
また、僕の場合は上歯がやや三角形上に並んでいるらしい。歯を半円状の正しい(?)状態にするために、裏側の装置によって歯を動かしていくらしい(超大雑把)。
このように、矯正装置によって歯並びを整えていくみたい。
顎変形症治療について
少しわかりにくいかもしれませんが、顎が左側にずれています。このズレ(顎変形症)は手術で直します。
1~2年ほど歯列矯正をしてから手術を行います。
しかも手術は3週間ほどの入院が必要なので、先のことを見据えて治療を受けるか考えなければいけない(正直、社会人が治療を受けるのは厳しそう)。
ただ、手術を行わずに歯列矯正を行うだけでは正しく噛み合わないので、数年したらまた歯並びが悪くなる可能性があるとのこと。
手術をやるとなると、それなりの心構えが必要なものでためらっていましたが、せっかく矯正したのに再び歯列が悪くなるのは勘弁なので、治療を受けることに。
大まかな治療の流れは、
まず、術前矯正といって矯正器具により1~2年かけて歯列矯正
⇓⇓⇓
手術によって顎のズレを矯正
⇓⇓⇓
手術後の歯列矯正で最終調整
(余力があればもう少し詳しく書きたい…)
矯正装置の影響
矯正治療を希望する人が気になるのが、大方痛みや滑舌についてでしょう。
痛みについて
痛みについては、矯正装置をつけた直後は め っ ち ゃ い た い 。
最初はウィダーとゼリーしか食べることができなかった。
でも、1週間ほど経つとシチューやグラタンくらいなら食べれるように。2週間経てば大体のものは食べれるようになってた。
この辺は個人差があるようで、痛みに慣れるのに1カ月以上かかる人もいるみたい。
矯正治療を受けようか迷っていた僕は矯正体験ブログ等を読み漁っていて、痛いのは覚悟してたから大丈夫だったっていうのはある。
その後、定期的に矯正器具のワイヤーを変えなければならない。
ワイヤーを変えたその日だけ歯が押されてるなーという違和感こそあるが、自分は全然平気だった(次の日には違和感も消えてる)。
まぁここも個人差あるみたい。
とりあえず最初だけ我慢すれば、いずれは慣れるので。
滑舌について
基本的に、裏側につく装置は舌と接触してしまうので滑舌は多少悪くなる(表側だけだったら大丈夫なのかな…?)。
僕の場合、装置が付いた直後は喋るのがかなり大変だった…(1週間程である程度は慣れますが…)
サ行とタ行が言いづらくて、夜更かしのフェフ姉さんならぬフェフ兄さんになってた。
装置を付けてから約4カ月以上経った今では割と普通に喋れてるが、装置が付く前に比べると、やっぱり多少はしゃべりづらい。
食べ物について
飲食時もちょっとめんどい。
矯正器具を付けていては、どうしても食べ物が間に詰まる。人とお食事するときはちょっと気になる。
となると、もちろん食後は歯磨きをしなければならないので、食事込みで丸1日誰かと遊んだりするときはちょっと考える。つまようじや歯磨きセットを持ち歩くようになった。
個人的には大好きなガムを噛めなくなったのが悲しい。グミはおっけーなので、なんとか生きていける。
とりあえず矯正治療についてとその影響について僕の体験をもとにまとめてみた。
次は治療の流れとかをもう少し詳しく書こうかな。
矯正治療を受けようか迷っている人で「こんなことが知りたい」ってことがあればコメント下さい。
大学院生の歯列矯正・顎変形症体験談 #0
はじめまして!
現在、大学院生1年生のnotdoing_masterです。
今日から歯列矯正や顎変形症(顎関節症)治療に関するブログを書いていこうと思います。
なぜブログを始めたのかというと、大きく分けて2つ理由があります。
僕は、「歯並びが悪い」というだけでなく顎がズレています。
いわゆる顎変形症というやつらしいです。
もともとの上下顎の位置が不適切なので、歯並びを直したとしても、嚙み合わせは悪いままだったり、また歯並びが悪くなる可能性が高いみたいです。
そのため、歯列矯正だけでなく顎変形症(顎関節症)の治療も行います。
歯列矯正のみやっている人は割といると思いますが、顎変形症の治療を受ける人ってそんなに多くないと思います。(近年は、顎変形症手術を行う人は増えてきているみたいですが)
こういったちょっと特殊な矯正治療を受けているので、その体験を発信していけたらなぁ~というのが1つ目の理由です。
治療を受けようか迷っている人の役に立てたら幸いです。
もう一つは情報収集の場として使えそうと思ったからです。
正直、歯列矯正や顎変形症についてはあまりわかってないです←
歯列矯正や顎変形症治療をやったことがある!あるいは今まさにやってる!って方から何かアドバイスや意見がもらえたらなって思っています。
そんなこんなでブログを書いているわけです。
気になることがあったらコメント下さい。記事を書くモチベーション維持にもなりますので。